改善策は一方向だけじゃない

先日、市内にある総菜販売をされているお客様に呼んでいただきWEBを使った戦略の打合せをして参りました。

独自に商品を生み出しネットショップで販売しているが思った成果が上がっていないとのこと。

何が問題なのか、今後どのように進めていったら良いのかというご相談でした。

現状分析

アクセス解析が導入されていたので、訪問者の流入状況、購入までのルート確認、訪問者数/購入数でのコンバージョン率などを確かめていきました。

すると気づいたのが

  • 流入元の多くがスポンサードサーチである
  • コンバージョン率が極端に低い
  • トップページ上部付近での離脱率が高い

この3点でした。

これらを改善することで成果を上げていく事ができると確信しました。

他の業者さんの意見

実はこのお客様、私へご相談下さる前に他の業者さんへも意見を聞かれていたとのこと。

WEB広告代理出稿をメインにされている大坂の業者さんの場合、スポンサードサーチではなくFacebook広告を運用に切替えましょうというアドバイスだったようです。

確かに今なら低単価で属性を絞って広告を出稿できるので成果が今よりでる可能性がありますね。

私も悪くない提案だなと思いました。

次に関東の経営コンサルタントのご意見。

商品の価格が周りと比較して高いので安くして売っていきましょう。

このようなご提案だったそうです。

私はこの意見に関しては少し悩むところがあります。

現状のお客様の運営体制や商品の希少性を考えると安易に安く販売していくのは危険だなと感じました。

私の提案内容

結論としては同一ジャンルの比較商品を生み出して、商品ごとに購入属性を決めて再度WEB広告を出稿していきましょう。

商品A:プレゼント購入 商品B:自分購入 商品C:お試し購入

このような感じで商品を選択できるようにしていくことをおススメしました。

また、同時にジャンル全体のブランドを浸透させ商品名で購入して頂けるように、ある仕組みを利用する。

という方向性で提案いたしました。

結果としては私の提案にのっていただきまして現在進行形で進んでおります。

まとめ

結果としては私の提案に賛同して下さったお客様でしたが、勝因は提案内容もさることながら地元の業者であるということが一番だったのではないかと思います。

やはり実際にお客様へお会いして会社の雰囲気や、現状抱えておられる悩みなど肌で感じながら提案するのが一番ベストな提案を導き出せると感じます。

一方向の提案だけでなく、色んな視点、先の結果まで提案できてこそお客様の成果にコミットできるのではないだろうかと改めて感じている案件でした。