MFI(モバイルファーストインデックス)対応に向けてGoogleウェブマスター向けの公式ブログで情報が掲載されました。
これを受けてHP制作業者は現在色んな思惑で対策を検討中です。
そう思うと私が過去にSEだった頃はWindowsベースのアプリは常にMicroSoftの動向に影響されていたなと思い出しました。
さて本日はMFIについて私が考えている事をざっくりとまとめてみました。
MFIとは
Googleのランク付けは基本的にPCで閲覧した際のコンテンツと利用するユーザーの関連性に対して行われています。
そして、そのランク結果をモバイルにも適用しているのですが、現在のようにモバイル端末でインターネットを利用するユーザーが増えた状況を考えると、モバイルサイトを重視して評価するべきではないかという流れになりました。
特にPCとモバイルでサイトを切り分けて作成されている場合、それぞれのサイトでコンテンツ内容が違っているなどがあると妥当なランク付けで無くなるといった事があるのでしょうね。
ですから簡単に言うとMFIはモバイルも評価しますよという事ですね。
サイト作成に影響があるか
それではMFIが実施されることでサイト作成に影響があるかというと…
ちょっとした影響があるくらいです。
大きく影響する!と言う方もいらっしゃいますが私はそんなに大事だとは思っていません。
まず、レスポンシブ対応しているサイトであれば、PCもスマホも同一のコンテンツですので何の影響もないですね。
影響があるのはPCとスマホを別に作っている場合
当社のCMSであるYazzo!の場合は、レスポンシブ対応もできますが、お客様の多くはPCとスマホのそれぞれのサイトが用意されています。
ということはMFIの影響があるということです。
ただしPCサイトを作ると同時に同一コンテンツでスマホサイトが作られる仕組みですので、影響はほぼほぼ無いはずです。
Googleの公式ブログでは
構造化データ マークアップがデスクトップ版とモバイル版の両方で配信されるようにします。
と言っています。
ようするに、PCもモバイルも同一のコンテンツ情報を掲載してくださいねということです。
Yazzo!の仕組みであればクリアされていますので問題なしです。
では、どういったサイトが影響するかというと
主に手動でPCとスマホサイトを作っている場合です。
PCサイトではコンテンツが充実しているのに、スマホサイトでは表示制限などを考慮してコンテンツを少なくしていたりと、たまにそのようなサイトを見かけます。
こういったサイトがMFIの影響を大きく受けるでしょう。
特にスマホユーザーの流入が多いサイトの場合はコンテンツ構成をPCと同様にしておいた方が良いと思われます。
今後の当社のHP制作方針について
モバイルフレンドリー、MFIといったGoogleのモバイル対策が活発になる中、今まではPCサイト優先で設計をしておりましたが、そろそろ見直す時期が来ているのではないかと感じます。
モバイルサイトの設計をした後にPCサイトの設計をするのが時代の主流になるのではないかと感じます。
当社でもレスポンシブ対応をする際はモバイルサイトから設計をしていますしね。
実際に海外のWEBの先端をいくWEB制作業者などは、あきらかにモバイル優先でサイトを制作しているのがわかります。
ただし…
こんなことを言っている私が普段使っているのはガラケーだということで今回の話を締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。